
熊野古道を歩くと、様々な歴史や文化を肌で感じ取ることができます。そして、熊野古道には、日本最古の温泉といわれる「湯の峰」などの温泉郷や名所が点在し、その周辺には宿泊施設も充実しています。
熊野本宮温泉郷は、上述の「湯の峰温泉」や、仙人風呂で有名な「川湯温泉」、西日本最大級で有名な大露天風呂のある「渡瀬温泉」の3つの名湯からなり、環境省の「国民保養温泉地」として指定されています。健全な温泉地として評価が高く、温泉利用の効果も充分に期待することが出来ます。
中でも湯の峰温泉(ゆのみねおんせん)は1800年以上も昔に発見された温泉と言われ、中心地の源泉自噴口の湯筒では、温泉卵や温泉で茹でた野菜を食べることができるなど観光スポットとして人気があります。また、世界遺産として登録されている「つぼ湯」は、一日に7回も色が変わるといわれている珍しい温泉です。
川湯温泉は、川原を掘ると温泉が湧き出す珍しい温泉で、夏場は30センチほど掘ると湯が湧き出すので、川の水を使って温度を調節し、自分専用の露天風呂を作る事ができます。冬場は仙人風呂が作られ大きな露天風呂になり、個人では掘ることが出来ませんが、1000人入ることができるほどの広さ、そして仙人風呂から見上げる満天の星空は圧巻です。川沿いには温泉旅館が立ち並び、キャンプ場や野営場などの施設も揃い、家族で楽しむことが出来ます。
渡瀬温泉は、湯の峰温泉と川湯温泉の中間に位置し、昭和38年に開湯されています。男性用6箇所、女性4箇所の露天風呂があり、湯の温度がそれぞれ異なり、周辺にはキャンプ場、トレーラーハウスなどがありアウトドアも楽しむことが出来ます。
このように、熊野古道の温泉は歴史があり質の良い温泉で、大自然に囲まれゆったりとくつろぐことができ、周辺の宿泊施設にも、露店風呂が設けられるなど、熊野古道を散策した後の疲れを癒す最適の温泉郷となっています。