
熊野古道は「三重県」・「奈良県」・「和歌山県」の広大な範囲にわたる歴史的資産と、人々と自然のかかわりの中で築き上げられた文化的景観が高く評価され、世界遺産として登録されましたが、この世界遺産という財産を大切に保全し、後世に伝えていくことが必要です。人としてのモラルの部分を大事に、この世界遺産を守っていくことが必要で、自然を害することなく熊野古道を歩くことが重要です。
また、熊野の道は「辺路(へじ)」と言われ、「海上他界に基づく「海の道」と、山中他界に基づく「山の道」によって構成されていますが、熊野以外にも四国が有名です。そして、熊野古道に祀られている「王子」と呼ばれる祠は、「他界」を拝む場所でもあり、熊野の道は「死者の道」そして再び生き返る「生の道」として崇められてきました。そして、この熊野では、誰もが受け入れられる信仰の場として、様々な問題を抱えた人が救いを求めるために訪れ、道中で息絶えた人も多くいました。こういった人たちに、私たちの先祖に「手」を合わせ、祖先供養を念頭に入れて歩き、いにしえに思いをはせるに相応しい場所となっています。