熊野古道

熊野詣

熊野古道は熊野三山に詣でるための道であり、世界遺産として登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する参詣道の一つ、「熊野参詣道」の通称です。

聖地・吉野からさらに南に位置する熊野では、古くから神々や死霊の集まる再生の地として崇められてきましたが、険しい道を乗り越え、大自然の中にある熊野へ詣でることで来世の幸せを神々に託すという信仰「熊野詣(くまのもうで)」が生まれました。

「熊野詣」のための道が本格的に整備されたのは17世紀前半の江戸時代で、紀州藩祖「徳川頼宣」が藩政の諸政策を進める中で街道の整備を重視、政治的な交通路として熊野街道を整備しました。

そして、「熊野詣」には、色々な地方からのルート、大きく分けると「紀伊路」、「大辺路」、「中辺路」、「小辺路」、「大峯道」、「伊勢路」の6ルートができました。この中でも、「紀伊路」は法皇や上皇の御幸ルートと呼ばれていましたが、古くから人気があったルートは「伊勢路」で、伊勢神宮から熊野三山を目指す庶民の道として古くから栄えてきました。

「伊勢路」は、江戸時代の人気読み物であった「東海道中膝栗毛」にも登場することなどからも人気があったことが伺えます。

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